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渡霧吐夢世界

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薄暗く不透明な世に一条の光を求める一こま

関西電力反原発町長暗殺指令

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2011年12月31日発刊のショッキングなタイトルのついたドキュメント本。作者はフリーランスジャーナリスト。福井県大飯郡高浜町の高浜原発をめぐる「異常な出来事」を追った5年間にも亘る取材録。内容が過激な話題を扱っている上、実名の当事者や顔写真まで載っているにも関わらず、記事は一度「週刊現代」の紙面に登場したが、皮肉なことにこれといった反響がなく、5ヶ月後告発者2名が「恐喝罪」で逆に起訴され有罪判決を受け、予想も出来ないどんでん返しで押し切られてしまった。それ以後メディアはこの事件を取り上げていないという。「原発マネー」は様々な利権を生み、地方の自治体など丸ごと飲み込まれてしまうほどの巨大権力構造を形成してきた。それは単に雇用の問題だけに留まらず、政治の問題、行政の問題、福祉の問題まで歪んだ構造を生み出し、純朴な人間関係さえも破壊してゆく。地域全体が正に麻薬に犯されるように、「見えざる手」にマインドコントロールされてしまうのだ。この事件もあたかも「オーム事件」のように進行しようとした。しかし、結末は決して未来への展望を期待できるものではない。マスコミのあり方にも大いに疑問を抱かせる要素がある。このまま終わったら過去の冤罪と同類になってしまう。心あるジャーナリストは連帯して本事件を取り上げるべきではないか。
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by tomcorder | 2012-09-21 11:16 | 日記