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渡霧吐夢世界

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薄暗く不透明な世に一条の光を求める一こま

読書日記2013年1月2日

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 「大災害から復活する日本」  副島隆彦著2011年6月刊

<行動する経済・国家戦略家>副島隆彦氏による、3.11以降の日本への提言集である。中心に福島原発事故を置き、自らの体を張った調査と独自の情報力を駆使し、日本の置かれた姿を辛口のタッチで分析論評している。日本の原子力行政の系統、人脈特、徴からその問題点を追求しているのはもとより、日米の歴史的権力構造にも厳しいメスを入れ、日本のあるべき姿を激しく語りかけている。特に経済的に日本は米国に利用される一方で、今後のアメリカの経済...的な崩壊が起これば、その道連れになることは必至であることを警告している。
 氏は「中国こそアメリカに変わって世界経済をリードする主役となる」と断言しているが、これは他の著述でも氏が一貫して説いている持論である。それに対して我が日本は悲しくも、自国の主体性で動けぬ国であり、米中の間で微妙な舵取りをしてゆかねばならない存在らしい。しかし、冷静な判断と賢い判断によっては、アメリカ没落後も日本は復活できるとも主張している。(それには作者の言うことを耳を傾けよということらしい)
 氏は日本、アメリカ、中国、ヨーロッパ諸国・・・間の経済動向を話題の中心に置き、3.11以降の世界の経済地図を予想している。あまり穏やかではない予想だが、近いうちにアメリカ発の世界恐慌が起きるというのが氏の持論ではあるが、本当ならもうタイムリミットは間近ということらしい。
投資や経済に疎い人間にとっては頭が痛い話題になってしまうが、原発の道筋と共に目の離せない重要な社会的課題であり、今年は重要な1年になりそうだ。
 
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by tomcorder | 2013-01-02 18:50 | 日記