ブログトップ

渡霧吐夢世界

tomcorder.exblog.jp

薄暗く不透明な世に一条の光を求める一こま

読書日記1月16日(水)

a0292328_224360.jpg

 ルポ「イチエフ」   布施祐二著  2012年9月刊

東京から福島に十数回通って綴った、現場からのルポルタージュ集。原発事故後の末端労働者の実態と訴えを根気強く描いた衝撃の報告書。原発労働及び原発という社会的存在を現場の声を中心に描いた重い一冊。原発の底辺で働く労働者がどんな環境下で働き、どんな待遇を受け、どんな生活をし、どんな想いを引きずって日々を生きているか、具体的な発言をもとに、描きだした注目すべき作品だ。それにしてもひど過ぎる。「命を賭けた労働」の対価が余りにも軽々しく扱われていると判断せざるを得ない。原発は放射能で人間を汚染するばかりでなく、人間の精神までも冒すものだ。原発は誰の為に動かしているのか?一人ひとりが答えを出すべきだ。
[PR]
by tomcorder | 2013-01-16 22:06 | 日記