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渡霧吐夢世界

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薄暗く不透明な世に一条の光を求める一こま

読書日記1月19日(土)

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  「東電株主代表訴訟」  <原発事故の経営責任を問う> 河合弘之                                 
                                           2012年7月刊

 東京電力福島第一原子力発電所は歴史上かつてない大事故を起こしてしまった。地震連動事故とはいえ、1~4号に置いて重篤な事態を引き起こしてしまった。福島県を中心に被害は広がり、仕事を奪われ、ふるさとを奪われ、家族離れ離れになり、今後の生活の見通しのつかない何万人の人々を生み出した。日本の歴史上ない大被害である。なんの罪のない人々が数日、数ヶ月のう...ちに予想も出来なかった世界に落としこまれたのだ。ではその犯人は誰なのか?全くの自然災害ならば、首謀者をさがしだすことは困難である。しかし、「原発事故」に関しては、以前からその危険性を指摘する人々が存在し、電力会社の株主総会や、学会や各種団体の発表の場を通して、何度も過酷事故の可能性が叫ばれてきたのだ。そんな中で「東日本大震災」に連動して発生したこの原発事故は、決して「想定外」の事故では無かったのだ。数々の指摘に対して一切防御措置を取らず、ひたすら権力、金力、政治力で既得権益をひたすら追求した勢力には、相応の責任があるはずだ。社会に正義があるなら、無実の被害者を貶めた「犯人」は必ず罪を償う義務がある。では、原発事故の現実的「首謀者」とは誰なのか?その一つの切り口が本主題である「株主代表訴訟」である。つまり、会社経営の責任を負う立場の人間がその職務を怠慢し、社会的にも自らの責任を果たさなかったがために、多くの被害を出し会社や株主に多大な損害を与えた。・・・という訴えである。従ってこれらの加害者が果たすべき償いとは、自らの力で損害額の賠償を果たすという責務を負うというのが具体的要求である。その額概算で5兆5045億円である。この金額をしても福島の人々のふるさとは取り戻すことはできない
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by tomcorder | 2013-01-19 21:41 | 日記