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渡霧吐夢世界

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薄暗く不透明な世に一条の光を求める一こま

読書日記1月26日(土)

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「未来に続くいのちのために、原発はいらない <第3号>              PKO法「雑則」を広める会2011年12月刊
アヒンサーの第3弾。今回は前半は被曝医師、肥田舜太郎氏の証言で綴られている。肥田氏は28歳の時、軍医として広島の原爆に遭遇した。以来66年間様々な被爆者に寄り添い、被爆者の生き様、死に様をしっかり見つめてきた。そして、放射能の恐ろしさ残忍さを誰よりも近くで感じつつ、核廃絶のため生涯を捧げて闘ってきた。自分の体験を通して語った内容だけに、言葉に重みがあ...り、自分でかみ締めるように、切々と放射能の脅威とアメリカや日本政府に対応の仕方を厳しく追求している。放射能の被害を認めようとせず、国やアメリカ当局がどんな理不尽な態度を取ってきたか、はっきりと断罪している。医師という立場から、内部被曝の実態を赤裸々に語り、原発のだす放射能にもどう対処すべきかを強く訴えかけている。氏は又、各国の被曝の真相を世に問うた書籍の翻訳にも精力的に取り組み、何冊か著名な書の和訳版を発刊し、日本人むけに、放射能の真相を広く啓蒙する活動にも力をつくした。
 日本は放射能の被害や悲惨さを隠そうとする傾向が強いという。余りリアルに放射能の悲惨さを伝えると、原発が推進されないという心配が先にあるのかも知れない。しかし、真実の姿を見ない限り、未来のあり方は見えてこないと考えるべきである。
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by tomcorder | 2013-01-27 16:26 | 日記