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渡霧吐夢世界

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薄暗く不透明な世に一条の光を求める一こま

読書日記3月13日(水)

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  「原発破局を阻止せよ!」   広瀬隆著 2011年8月刊                                     一貫して反原発の論陣を展開してきた筆者の2011年8月の著。福島原発事故が起きる4ヶ月前、広瀬氏は著書「原子炉時限爆弾」において、日本の地震構造の仕組みを考えた上で、「原発震災」の可能性の大きさを指摘し、その危険性を警告していた。特に過去のデータからして、恐らく最も危険性が高いと思われる「浜岡原発」は東海地震の可能性からして、即刻止めるべきだと警告していた。このような警告は何も広瀬氏の特殊な意見ではなく、神戸大学名誉教授、石橋克彦氏らが以前から主張していた予測でもあった。さらに、具体的に言えば、平成18年12月22日衆議院において、当時共産党議員吉井英勝氏によって、全電源喪失の原発事故の発生の可能性について、ほとんど福島原発事故の状態に近い事故の危険性があるのではないかと質問されていたのだ。その時の政権担当者は何と「安部晋三」氏だ。彼の署名で出された「答弁書」によれば、過去において日本では全電源喪失の事例はなく、スエーデンの事例とは原発の構造が違うので、我が国の原発に対しては同様の事態が発生するとは考えられない。・・・と答えたのである。そして福島事故は現実に発生した。現在、安部総理大臣の口から、この時の答弁との関係をどのように説明するのか、語られていない。まさしく、現政権担当者にも福島原発事故の責任のかなり重い部分があると言えるのだ。にも関わらず、民主党政権の判断とは違う「新たな原発政策」目差すといっている。全く「恥知らず、無反省な」政権と言わざるを得ない。事故後2年を経過した今、事故を起こした4つの原子炉は、未だ収束とは程遠い状態だし。何時になったら「廃炉」が終了するかも想定できないでいる。それまでに派生的事故の可能性も否定できない。また、放射能による、広範囲にわたる庶民への被害も心配され、長い年月を通し、深刻な影響が、いろいろな調査より指摘されており。誰も「責任」ある対応を保障することはできない。まだ2年。これからも延々と「原子力の代価」は続く。  
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by tomcorder | 2013-03-13 17:28 | 日記