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渡霧吐夢世界

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薄暗く不透明な世に一条の光を求める一こま

読書日記5月1日(火)

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「よくわかる自然エネルギーと発電のしくみ」
   飯田哲也監修 白鳥敬著
                                                         2013年2月刊
脱原発にシフトしようとする論陣の先端をゆく飯田哲也氏監修の自然エネルギーへの入門的ガイドブック。2011年3月11日の福島原発事故の発生以降、原発に電力の将来を頼ろうとすることの危険が現実のものとなった。今後のエネルギーをどのように考えて行くか、選択を迫られる時期に来ている。作者はもはや原発に「軸足」を置くことを変更すべきとの立場をとっている。そのうえで、現在想定され実現可能なエネルギーのラインナップを幅広く解説し、それぞれしくみと利点、問題点を詳しく述べている。その中で、注目すべき観点をあげ、日本の選択すべきエネルギーや発電方法につき多方面から考察を加えている。
 日本と世界の発電システムの特徴を検討し、日本の電力需給の特徴を強調し、今後のシステムへの提言を繰り広げている。日本は地震、火山の活動が活発な地域に位置しており、自然条件に適した電力の取り出し方を考えて行く必要がある。技術的には獲得されつつあるものと、研究の余地を残すものがあるが、これからは、政治的な方法論が重要なカギとなりつつある。たとえば太陽光発電に関しては日本は世界でも最先端を行く技術を持っていたが、政治的な意志の薄弱さから、ドイツを始めとする先進国に後れを取ってしまった。いかに優秀な製品力があっても、政治の判断力の希薄さから、足踏みをしてしまった。
 これからは、積極的な新しいシステムの意欲的な展開により、現実的なエネルギーの あり方を選択して行くことが望まれる。
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by tomcorder | 2013-05-02 18:42 | 日記