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渡霧吐夢世界

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薄暗く不透明な世に一条の光を求める一こま

読書日記6月19日(水)

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  「2013年世界経済総崩れの都市になる」    高橋乗宣 浜矩子  2012年11月刊

今から約7か月前、野田政権末期に発刊の書。その時はなどという言葉もなく。円は1ドル80円前後であった。今の時点から見れば高かったのだが、政権交代により金融大緩和の政策も、筆者の予言が的中してか、ここへきて円高が進み、アベノミクスにも警報が鳴りだしたとの見方もでてきた。「恐慌」という言葉が行き交うようになって数年たっているが、筆者はここ数年世界経済の危機的状況を、事あるごとに著書等で主張してきた。作者の一人高橋乗宣氏は巷では「悲観の乗宣」という呼び名もあるそうだ。一方浜矩子氏も毎年のように1ドル50円時代がくると過激な警告を発し続けている。安倍政権が生まれた影響もあってか、今のところ浜氏の予想まではいたっていない。そのことを非難する発言も見られるが、最近の情勢からするとアベノミクスも1月前あたりから翳りを見せ、筆者の指摘する通り、総力戦で金融大緩和を行っても日銀の手元にリスク資産が残るのみで、デフレ脱却には有効とは到底思えない状況になっているとの見方が多い。
 必死に円安を呼び込もうとしてがむしゃらに突っ走る安倍政権。至近の情報では、かなりの禁じ手を使っているとの説もある。2013年も後半に入ろうとする時期に、果たして本著のタイトルがどれ程の現実となってくるか、目を離せない緊迫した情勢になってきた。そう遠くない時期に行く末が見えてくるにちがいない。恐るべき年にはなってほしくはないのだが・・・・。
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by tomcorder | 2013-06-19 23:20 | 日記