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渡霧吐夢世界

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薄暗く不透明な世に一条の光を求める一こま

読書日記6月28日(土)

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  「本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな
                                   知っていること」
ー沖縄・米軍基地観光ガイドー・須田慎太郎、矢部宏治・前泊博盛 2011年6月15日刊

本書は沖縄の「観光ガイド」である。但しその中心にあるのは在沖縄米軍基地である。沖縄を知ろうとすれば、どこを訪ねても「基地」が目に入る。地図を調べればわかるように、「沖縄に米軍基地がある」というより「米軍基地を避けるように沖縄住民が生活している」と言った方が当たっているほど、土地に占める米軍基地の面積は異常に広く、いかに米軍が沖縄を一方的に使用しているかがよくわかる。戦後70年になろうとしているのに、沖縄は「本土復帰したはずなのに」米軍は依然として基地を手放そうとしない。
 ペリー来航時も最初に訪れたのは沖縄だった。1946年の軍政時代、「米軍はネコで、沖縄はネズミ」と発言した総督もいた。2000年の「日米合意」によれば、基地は運用については「日本、アメリカの国内基準の厳しいい方を採用する」と言っていながらも、普天間基地は日米の両方の法律さえ守っていないのだ。言いかえれば普天間は日本の「法律上の飛行場」ですらないのだ。
2014年の今も占領は続いている。日本国憲法がありながら、米軍兵の犯した犯罪には、日本国内法を適用することさえままならないのが現状なのだ。沖縄で繰り返された数々の米兵犯罪に日本の裁判権が適用された例は極めて少ないし、下された判決も国内法では考えられないくらい軽いものだ。
しかし、これは沖縄だけではなく本土でも幾多の民間人が米兵の被害にあっており、未だに「治外法権」が解消されていないのだ。日本以外にも先の戦争の敗戦国は複数存在するが、みな同じではない。いまだに占領軍の統制下におかれている国は日本を置いてほかにない。沖縄の現状を改善するためには日本政府が「命を懸けて日本の独立を取り戻す」気概がなければ成し得ない。「集団的自衛権」などを問題にしている場合ではないのだ。アメリカの御用聞きではなく、真の独立を取り戻すことが「愛国心」の証ではないか。 
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by tomcorder | 2014-06-28 20:56 | 日記