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渡霧吐夢世界

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薄暗く不透明な世に一条の光を求める一こま

「売国者たちの末路」

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平成21年7月発刊の著。著者は思い切った論調で、注目をあびている副島隆彦氏と真っ向から政権批判を行い、スキャンダラスな事件に巻き込まれ、メディアから抹殺されかけた植草一秀氏の二人の対談形式でまとめられている。タイトルになっている「売国奴」とは言わずとしれた、小泉純一郎と竹中平蔵に代表される勢力だ。メディイアを巻き込んだ「小泉劇場政治」がいかにして登場し、その衰亡の道をたどって行ったか、経済界の動向とアメリカの対日政策の観点から、解りやすく紐解いている。その裏で、国家による警察権力を発動させた様々な陰謀、策略の手口も解説し、著者植草氏がいかに、標的にされ、すさまじい暴力の餌食となったかも、解説している。しかし犠牲になったのは植草氏のみならず、過去世間の話題の的となった数々の事件にもふれている。例えば、中川昭一氏酩酊会見だとか、古くは田中角栄、真紀子氏それぞれの事件とか、最近では小沢一郎案件とか・・・・・である。共通する要素は、「対米政策の食い違い」すなわち、日本の国益を尊重した選択、姿勢が時のアメリカ幹部の反感を買い、日本のマスコミ、警察権力を巻き込んだ策略によって闇に葬られたということである。今まで、「勇気ある発言」をした政治家はことごとくアメリカの圧力に曝されてきた。逆にアメリカの力に踊らされ、まんまと「売国政策」にうつつをぬかしていたのが、小泉と竹中ということになる。彼らの犯した罪はまことに甚大で、日本の資産のかなりの額が食いつぶされてしまった。日本をアメリカにひたすら奉仕する体質にし、なおかつ世論の人気を捕らえた現象は異常な日米関係の象徴であった。皮肉なことに、アメリカ発の金融大暴走がおこり、小泉劇場も幕をおろすことになったのだ。多くの原論人、マスコミ、政界、財界そして勉強しなかった国民は心より懺悔すべきである。それは、「原発事故」を防げなかった「国民の一人」としての責任と同義である。われわれは過去から学ばなければならない
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by tomcorder | 2012-09-21 10:38